買取事例・スタッフ通信
11.32018
おくりびと観ました
おとといおくりびとをみようと書いたので、そのあとみました。2時間ちょっとの映画なので2日にわかれちゃったけど。
もうこの映画10年もたつんですね。出演者がみんな若い。
山形県(酒田かな)が舞台。庄内ナンバーだった。
川沿いの家に住む小林夫婦。いちどは夢があって東京にいくんだけど、夢(国)破れて山河あり・・・でお国に戻るUターン。
そういえば30代のころは何度もそういう話をきいたっけ。バンドやっていて音楽で食べていきたい、演劇で食べていけるようになるためにアルバイトをしている。彼氏が〇〇を目指していて応援しているなどなど。でも現実はそれでご飯食べるどころか金がかかってしかたなく、親から30までになんとかしなさいと締め切りをつくられて、どーしようどーしよう! となっている人たち。
納棺師になりたいともなろうとも思ってなかったのに運命の引き合わせでそれになってしまう元チェリストの小林さん。奥さん(みかさんだっけかな?広末涼子は何にでていても広末さんだって思ってしまう・・・)はWEBデザイナー。山形に帰るというのでそうですかわかりましたといってついていくことに。妻はすごく全うで、ごもっと的な意見を持っている。夫の仕事が納棺師とわかるとその仕事をやめるようにお願いする。さいご汚らわしいといって家をでていく。汚らわしい? 誰でも一度は死ぬのに? この仕事をやりはじめていろいろなことに気が付き始めた元チェリストの小林さん(つまりはもっくんなんだけど)は思う。
生きて入れば親族が他界したときに遭遇するシーン。遺体を棺におさめて焼却所に運び、最後のお別れをしてやいてもらう。焼きあがったら、骨を拾う。骨壺にいれる。骨壺をもらう。。。もうここまではすごい流れ作業で息つく暇もない。
それを毎日のようにやっていて、死(体)と向き合っているのがこの「おくりびと」のお仕事。それとセットになっているのが焼却施設の人。(この仕事も流れ作業で毎日やるんだけど大変だよねえ・・・と思ってみていた)山形で夫の両親とおばあちゃんと親戚のおばちゃんを送って、川崎で親戚を送って、千葉で父を送って。。。(八王子で飼い猫も送った)場所は違えどなんとなく同じ流れ。ここに宗派とかは関係ない。遺体にお別れ、運ぶ、焼く、骨を拾う、つぼをうけとる・・・の流れ。
すごく普通で淡々と流れているストーリーにチェロの音色が効果的に配置されていている。
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おくりびとの中でいちばん最後にでてくる小林さんのお父さんは段ボール1つだけ残してなくなりました。
70年も生きていて段ボール1つってこの人の人生なんだったのかなってセリフがありましたが私は立派だと思いました。
たいていは死んだあとたくさんのものを残しちゃって残された人たちが片づけをします。
私もやりました。死ぬと思わないで(もしくは死ぬと思ったのかもしれないけど)入院したお義父さんが入院したまま逝ってしまったとき。
冷蔵庫や食器棚などいちど収まった荷物をだすと信じられない量に膨張するのです。
それをせっせと処分して本当に大変でした。処分費用もかかりました。
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