美術品
北村西望
北村西望作のブロンズ彫刻「母子像」です。別れを惜しむ母と子の姿。母を慕い臆面もなく泣きじゃくる子と毅然とした母の表情が印象的です。幼き日のノスタルジーをかきたてられる作品です。
北村 西望(きたむら せいぼう)
日本を代表する彫刻家。長崎平和祈念像で知られる。氏の功績をたたえ、日本彫刻会では、最優秀賞を北村西望賞としている。文化勲章受賞。
本名は同じ字を書いて、(きたむら にしも)と読む。力強くダイナミックな作風ながらも、見る者の心情を揺さぶるような繊細な部分を残している。
明治17(1884)年 長崎県南高来郡に生まれる(現在は、南島原市)。
明治36(1903)年 京都市立美術工芸学校に入学。
明治40(1907)年 京都市立美術工芸学校卒業後、上京し、東京美術学校に入学。
大正4(1915)年 「怒涛」により文展で最優秀賞である二等賞に入賞。
大正8(1919)年 帝国美術院美術展覧会彫刻部審査員となる。
大正10(1921)年 東京美術学校塑像部教授となる。
昭和6(1931)年 京都市立美術工芸学校教諭となり、後進の指導に当たる。
昭和28(1953)年 都内の井の頭公園の一部の土地を都から借り、個人のアトリエを建設(現在は、アトリエ公開され、彫刻館が建てられている)。
昭和30(1955)年 長崎平和祈念像が完成。完成まで5年の歳月がかかった。8月8日除幕式。
昭和33(1958)年 文化勲章受章、文化功労者顕彰。
昭和44年(1969)年 紺綬褒章受章。社団法人日展会長就任。
武蔵野市、島原市、南有馬町、東京都、長崎市の名誉市民などになる。
昭和62(1987)年 3月4日逝去。満102歳。
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